実務翻訳雑記帳

特許・技術・法務系の和英翻訳ノート

英検1級

英検1級を受験したので、少しだけメモ。TOEFLTOEICなどは受験したことがあるけど、だいぶ昔なので、履歴書用にもなるかと、英検を受験することにした。特に期限なく成績証明しれくれるし、国内向けにはわかりやすいだろうということで。

英検1級は、学習者の一つの目標にもなっているけれど、英語を使う仕事をしてる場合、持っていて当たり前、落ちたらかなりマズイ感じ。なので、あまり前向きに受験を考えてこなかったのだけど、twitterで様々な分野の方が英語学習を頑張っていらっしゃるのを見て、一度は合格しておかなければと思うようになった。

自分の場合、普段英語で話す機会がないので、2次の面接が一番難しいだろうということで、主にその対策に集中した。使った本は、英検1級 面接大特訓と、英検1級 英作文問題完全制覇

まず最初に、『英検1級面接大特訓』を通読し、面接の形式や話すべき内容について、大まかなイメージをつかむようにした。

次に、『英検1級英作文問題完全制覇』を使った。これは、英作文用の教材ではあるけれど、分野別コンテンツブロックというのが使いやすそうで購入した。各コンテンツブロックは、作文(自分の場合は面接)の1パラグラフになるぐらいの文章で、論点別に整理されている。

コンテンツブロックを覚えても、自分の考えと違うと使いこなせないと思ったので、コンテンツブロックを読みながら、その論点について自分ならどう言うか考えてみた。自分なりのコンテンツブロックを作文しておくのが理想ではあるけれど、時間の関係で、口頭でつぶやくことを基本とした。

最後に、面接の過去問を見て、本番の形式で測ってスピーチしてみた。結論をサポートする理由は3つは無理そうなので2つに絞り、なるべくシンプルに話すように心がけた。最初はなかなか時間内に収まらなかったので、スピーチした後に、不十分な点を補いつつ作文してテキストデータとして蓄積した。

試験前日と当日朝は、蓄積した作文データを音読して、具体的な数字を確認したりして準備した。

実際の試験は、結構緊張してしまってスピーチが時間内に終わらず、大失敗という感じだった。それでも、質疑応答で、スピーチの不足分を補いやすいように質問してくれたので、なんとか帳尻があったような感じ。

日頃英語を話す機会がなく、オンライン英会話などもやったことがないので、せめてスピーチで頑張ろうと思っていたのに、実際には、一人で話すというのはなかなか難しかった。一方、質疑応答という会話の場面では、自然に言葉が出てきたので、言語学習においてやはり会話は重要だと実感した。今後、他の言語を勉強するときには、会話を重視して勉強しようと思う。

これからも英語を勉強し続けるわけだけど、試験はとりあえずこのぐらいにして、仕事以外では読書量を増やそうと思う。それも、ただ読むだけでなく、スピーチ練習のときのように、その話題について自分で話すことも意識しながら、読書してみたいと思う。